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ゲーム刀剣乱舞のイベント「文久土佐」や舞台刀剣乱舞の「維伝」を知っている人なら「はりまや橋」という単語を覚えているのではないでしょうか。
舞台では実際に橋のセットが使われていましたね。

肥前君が待ち合わせに指定したはりまや橋は、現代でも公共交通機関を利用するのに大変便利な場所です。高速バスも空港連絡バスも観光地を巡る周遊バスもみんな、はりまや橋交差点付近のバス停に停まります。路線バスのバス停や路面電車の電停も交差点を中心に複数あり、乗り換えにもとても便利なのがはりまや橋です。
高知駅と並ぶ公共交通の拠点といえますが、コインロッカーとトイレが僅かしかないというのが不便なところです。



これが実際の、現在のはりまや橋です。
今では大通りになり真ん中を路面電車が走るようになり、川は埋められているので橋でもありません。

しかし、舞台刀剣乱舞の維伝で見たのと同じような小さな橋が別にあります。
広い歩道に面した細長い公園の入り口にあり、この橋を渡るのは観光客ぐらいですので、ゆっくり写真を撮れます。





はりま屋という小さなお土産物屋さんと、浜幸(はまこう)という和菓子も洋菓子もあるお菓子屋さんに挟まれた場所にあります。このあたりに行けばすぐにわかります、迷うことはないでしょう。
ゲーム刀剣乱舞のイベント「文久土佐」や舞台刀剣乱舞の「維伝」を思い出しながら、ぜひ楽しんでください。時間があるなら、はりまや橋から高知城まで実際に歩いてみてもよいですね。





はりまや橋に来る観光客の大半は、こういう写真を撮って満足して終わりかもしれません。
刀剣乱舞のアプリのお供機能で写真を撮るのもお勧めですが、せっかく肥前君が指定してくれた待ち合わせ場所です、もう少しだけ観光してみませんか。

実は、はりまや橋には小さな地下広場があります。 単なる地下道なのですが、少しだけパネル展示があります。
観光客向けの赤い小さなはりまや橋から、路面電車の軌道を背にして少し歩くと、地下道への入り口があります。



ここから降りていきます。



暗そうですが中にはちゃんと照明があります。 ただし、人通りは少ないので、昼間に観光しておく方が良いのかもしれません。


地下広場は、赤い小さなはりまや橋から見て、路面電車が走っている通りの向こう側の出口付近にあり、少しですが昔の写真が展示されています。
傘を差した女性が写っているものが、明治の終わりごろに架け替えられた、はりまや橋です。


他にも、当時のはりまや橋辺りから高知駅方面を写した写真もあります。明治の初めの写真のようです。 以蔵さんはここから歩いて10分ほどの所に住んでいましたから、どういう雰囲気のところで10代を過ごしたか、少しだけ伝わってくる気がします。 龍馬がよく行っていたという武市先生の道場も、ここからそう離れていません。


はりまや橋は播磨屋橋といって、江戸時代になってからここに移ってきた御用商人の播磨屋さんと櫃屋さんとの往来のために架けられたのが始まりです。初代の橋かはわかりませんが、長さ十六間、幅は三間という記録があるようです。今でいうなら大体29メートルで幅は3.6メートルぐらい。橋に露店が並ぶようになった頃には、もっと広かったらしいです。

現在のはりまや橋は、交通の要所であり賑わっていますが、当時あった川はもうなく(公園になっています)昔の面影はどこにもありません。「橋」なのにただの道路になっているので、かつては本当につまらない観光地扱いでした。
今は観光客向けの小さな橋ができた分、少しはマシになっています。
舞台刀剣乱舞にも登場したあの風情ある橋は実は公募したイメージらしく、地下道で見られる絵巻では赤い欄干ではない普通の橋として描かれています。

さらに、観光客向けの赤い小さなはりまや橋から見て路面電車が走る大通りの向こう側にある、地下道の出入り口付近には、こんな小さな橋があります。これもぜひ観てください。



明治の終わりに架け替えられたはりまや橋の、保存されていた鋳鉄製の欄干を再利用したものです。
地下広場には、はりまや橋がこの欄干の橋だった頃の写真も展示されています。女性が傘を差している写真です。





はりまや橋付近のコインロッカーですが。
まず、上で紹介した、明治の終わりに架け替えられたはりまや橋の欄干を再利用した橋を渡ってすぐのところにあります。
地図でいえばこちら。





交番とコンビニの間の通路です。





この付近にトイレもあります。この建物の、地下に降りる階段を下りてすぐです。
トイレは上で紹介した地下通路からも行けます。


コインロッカーはもう一か所あります。 はりまや橋から少しだけ歩きますが、「はりまや橋観光バスターミナル」にも、トイレとロッカーがあります。

 


ロッカーはほんの少ししかありません。
はりまや橋近くの地下のトイレよりもこちらがまだ新しいのでお勧め。歩道沿いにも公衆トイレがあります。 待合室には各種観光パンフレットもあります。 シーズン中でなければ人は少なめです。


このバスターミナルは、高速バスや空港連絡バスの降り場として利用されています(乗り場は別)。
高速バスで高知に来た場合、高知駅の次に、ここに停車します。
(時間帯によっては、近くのバス停の場合もあります)

ちなみに、刀工陸奥守吉行が住んでいたのは、このバスターミナルから見て、電車が走っている通りの向こう側の辺りではと考えています。もっとはりまや橋寄りかもしれませんが。
当時はこの辺りは川や堀に囲まれていて、物流の拠点として活気に溢れていたようです。
武市先生の家と道場があったのも、この近くです。

刀剣乱舞が好きで高知に観光に来たファンにとっては、はりまや橋はただの観光スポットではありません。少し歩きますが、周辺には武市先生の家と道場跡、以蔵さんの家があった辺り、投獄されていた山田番所跡、そして高知城。

せっかく高知に観光に来るなら、たくさん浸って楽しんでください!


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